プロ10年目、頑張れ、長谷川宙輝!
今週発売の『週刊ベースボール』の「野球浪漫」連載は、ライターの島村誠也さんが書いた長谷川宙輝選手の記事が掲載されています。プロ10年目、勝負の年を迎えた長谷川投手の、今季にかける意気込みが描かれています。
個人的な話で恐縮ですが、僕はスワローズファンになって、今年で47年目を迎えます。小学生の頃からずっと神宮球場に通っていますが、長い間、神宮で「長谷川コール」を聞いたことがありませんでした。
子どもの頃からずっと、「ピッチャー長谷川」とか、「バッター長谷川」の場内アナウンスを聞きたいと思っていましたが、その夢を実現してくれたのが、この長谷川宙輝投手でした。
長谷川投手がスワローズに移籍した2020年開幕戦は無観客で行われました。でも僕は、球場正面の日本青年館ホテルに宿泊し、部屋の中から双眼鏡を使って眼下の試合を観戦していました。部屋の窓を開けると、パトリック・ユウさんのDJやウグイス嬢のコール、そしてベンチ内からの選手の掛け声や野次までハッキリと聞こえました。
そしてこの日、二番手で登場したのが長谷川投手でした。一塁側ブルペンで投げているときから、「おっ、長谷川が肩を作り始めたぞ」とワクワクしていました。そして6回表の攻撃が始まるときのことでした。
「石川に代わりまして、ピッチャー、長谷川。背番号90」
というウグイス嬢のコールが響き渡りました。あれは感動したなぁ。わざわざ日本青年館ホテルに泊まってよかった。少々のタイムラグの後に、手元のタブレットから「ピッチャー、長谷川」と聞こえてきて、「あぁ、夢じゃないんだ……」と改めて喜びをかみしめたものでした。
もちろん、そのすぐ後に「長谷川ユニ」を購入し、さらに彼がプロ初勝利を達成した際には、記念ボール、直筆サイン入り記念写真も購入しました。今でも仕事場に飾っています。
少々、思い出話が長くなってしまいましたが、ということもあって、スワローズ移籍以来、ずっと長谷川投手の応燕をしています。一度だけ、彼にインタビューをしましたが、そのときのことはまた別の機会に。
しかし、移籍初年度となる20年シーズンこそ44試合に登板したものの、それ以降は試合出場が激減。昨年はわずか4試合の登板に終わっています。正直言って、(そろそろ戦力外通告を受けるのではないか……)と不安を感じていました。
幸いにして、僕の心配は杞憂に終わり、無事にプロ10年目となる26年シーズンを迎えることが決まり、安堵したものの、「この一年で結果がでなければ……」という考えはいまだに拭えていません。
報道では、ベイスターズの東克樹投手と順調な自主トレを行っていたことを聞いていましたが、僕は(彼は今、どんなことを考えているのだろう?)と関心を持っていたところ、この『週ベ』の「野球浪漫」を発見しました。
ここには、僕の知りたかったことがたくさん書かれていました。長谷川投手はこんな言葉を残しています。
「21年からは、秋になるとどうしても戦力外だったりが頭にチラつくというか。少し野球に集中できなくなり、頑張るというより『来年もできたらいいな』と。そういう気持ちが年々、強くなってしまっているので、早くそういうところから脱却したいなと」
当然のことながら、本人が最も「戦力外通告について」意識していることが改めて理解できました。ここには、印象的な言葉がたくさん掲載されていますが、僕は、「髙津監督から言われた」という、こんな言葉が気になりました。