高橋奎二への「100の我慢」

「プロ11年目・29歳」という現実
はせがわ 2026.08.08
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頑張れ、奎二。

頑張れ、奎二。

本日二度目の配信となります。一日二度の配信。これは僕史上初めてのことです。今の気持ちをどうしても言葉にしたい。そんな思いから、仕事の手を休めて、一心不乱にキーボードを叩いています。

昨日の奥川恭伸投手の好投を受け、「久々の連勝だ」と意気込んで始まった本日の試合。残念ながら、3回裏の乱調によって試合が壊れ、結局は2対8の完敗、大敗を喫してしまいました。

……うーん、高橋奎二投手には期待していたんだけどなぁ。彼が見せる「ここぞ」というときのすばらしい投球。相手からしたら、手もつけられない剛球を誇りながら、ときに理不尽な、ときに不可解なピッチングによって自ら崩れ、試合をぶち壊してしまう。そんなケースがしばしば見られ、まさに今日がそんな試合となりました。

1点を先制した2回裏がまずそうでした。二死走者なしから八番にフォアボール。イヤな予感はしたけれど、「次は九番だ。ピッチャーまで回してしまったのはよくないけど、とりあえずここで抑えてくれれば……」。そう思っていたら、セカンドへボテボテの内野安打で出塁。二死一、二塁となりました。もう、イヤな予感しかありません。

ここでしっかり抑えられれば、まだ何とかなったけれど、多くの人が抱いていたであろうイヤな予感は的中し、一番・浦田選手にタイムリーを打たれて、あっという間に同点に追いつかれます。

そして問題の3回裏です。先頭にフォアボールを出し、そこから「二塁打、タイムリーヒット、ヒット、フォアボール」と、何が何だかわからないうちにピンチからピンチの連続に。無死満塁の場面で、高橋投手はマウンドを降りました。

2回途中、55球での降板被安打7、与四球3気がつけば1対6となっていました。試合前には「昨日の奥川に続け」と盛り上がっていた期待感も、一気にしぼんでしまいました。これでは連勝など期待できるはずもありません。

その潜在能力は誰もが認めています。だからこそ、期待が大きければ大きいほど、失望も大きくなります。今日はドームではなく自宅でのテレビ観戦でしたが、かなりダメージが大きかったです。現地観戦のみなさん、本当にお疲れさまでした。テレビを通じて聞こえてくる「声燕」は本当にすごかった。胸を打たれました。

さて、ここからが本題です。僕は常々、心の中に「100の我慢」を持っています。「100の我慢」とは何か? これはある特定の選手にだけ発動する考えです。期待感あふれる逸材だけに、発動される思いです。

つまり、こんなことです。

「この選手は、近い将来、必ずスワローズを背負って立つスター選手になる。だから今は何事も経験だ。少々のミスも、将来への布石だ。三振してもいい。失点してもいい。エラーしてもいい。ミスをしてもいい。今は我慢のときだから。でも、この我慢がいつか必ず大輪の花を咲かせてくれるはずだ。だから今は我慢、我慢。辛抱、辛抱……」

才能あふれる選手たちに対して、僕はずっとこんな思いで見守っていました。近年で言えば、廣岡大志選手に対して、まさにそう思い続けていました。彼が三振をするたびに、「100の我慢」は少しずつ減っていき、やがて「90」になり、「80」になっていきました。それでも、豪快なホームランや華麗な守備を見るたびに、その数字は少しずつ回復していきました。

そして、僕にとって、この「100の我慢」の筆頭こそ、高橋奎二投手でした。

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