今年の奥川恭伸は何が違うのか?
ニュースレター読者のみなさんこんにちは。「石川引退」報道以来、どうもふさぎがちな日々が続いています。とはいえ、立派な引退会見でした。石川投手の晴れやかな表情を見ていると、少しだけ心のつかえがとれたような気がしました。
せめてこの間、チームが気持ちのいい勝利を挙げてくれればよかったのですが、引退会見当日の山野太一投手の10勝目以降、スワローズは白星から見放されています。
そして本日からはベイスターズとの勝負の3連戦の始まりです。池山隆寛監督はあえてローテを再編。大事な3連戦初戦を奥川恭伸投手に託すことを決めました。ここに山野太一投手、吉村貢司郎投手が加わり、真っ向勝負でCS争いに臨むこととなりそうです。
すでに、このニュースレターでも触れているように、現在発売中の『Number』において、僕は奥川投手にインタビューをして、『まだ天井は先にある』という原稿を書きました。ここまでの彼は、8日の試合前時点で、
19試合7勝8敗、防御率2.93
という成績を上げています。完投は3試合、そのうち2試合が完封勝利です。シーズン中盤までは負けが込んでいたものの、気がつけば借金1。今日勝てば、ついに8勝8敗のタイになります。前段が長くなってしまったけれど、今日は「今季ここまでの奥川投手」について書きたいと思います。
先に紹介した『Number』のインタビューで、彼は言いました。
「こんなはずじゃなかったって野球人生になっちゃってるんですけど。でも、まだここからやり直せるっていうか、とは思ってやっぱりやってますね」
一見すると、ネガティブな発言のように見えるけれど、思い描いていた通りに進まなかったプロ生活の苦難を振り返りつつも、「まだ25歳、ここから取り返せる」と自分を奮い立たせる不屈の闘志が込められていました。
これ以外にも、印象的なフレーズはたくさんありました。文字数の関係で、『Number』誌上ではご紹介できなかったけれど、例えば、こんな言葉です。
