池山監督が目指す「理想の勝ち方」とは?

「モンテル、もってる」神走塁
劇的なサヨナラ勝利を受けての日曜の朝。みなさんいかがお過ごしですか? 今年に入ってからは書籍執筆を中心に、のんびりとしたペースで仕事をしていたのですが、ここ最近はちょっとだけ忙しくなり、バタバタしながらの配信です。7月22~25日以来となる、後半戦初の3連勝。やはり気分がいいですね。
8月12日……対広島東洋カープ 12対0(山野9勝目、武岡猛打賞3打点)
8月14日……対横浜DeNAベイスターズ 7対2(奥川6勝目、長岡満塁弾)
8月15日……対横浜DeNAベイスターズ 4対3(清水2勝目、モンテル神走塁)
以前、このニュースレターでは、「人生変えろ、武岡」という思いで、武岡選手に関して何本も配信しています(詳しくはコチラ)。また、奥川投手についても、本当に何回も配信しています(詳しくはコチラ)。だからこそ、12日の武岡選手の活躍、14日の奥川投手の好投は、ことのほか嬉しかったです。
そして昨日15日は、初回いきなりノーアウトで3点を失い、「イヤな展開だな」と思ったものの、それでも、その後は増居翔太投手が粘り強いピッチングを続けて、きちんと試合を立て直してくれました。ヒーローインタビューの3人。清水昇投手、モンテル選手、岩田幸宏選手、いずれも、自分の持ち味を存分に発揮して、最高でした。
この3連勝期間、いずれも1回裏に得点を挙げているように、早い回からの仕掛けのおかげで、チーム全体に勢いが生まれてきているのも嬉しいです。昨日の試合も、いきなり3失点だったけど、すぐに1点を奪い、3回、5回と着実に加点したことで、同点ではあったけれど、最後まで試合の主導権を手放すことはありませんでした。
得点を挙げた1回、3回、5回はいずれも先頭の長岡秀樹選手の出塁から始まっています。打率も・266まで向上し、彼が完全復調を果たしたことで、ようやく打線に火が付き始めました。一時期のどん底状態からは、完全に底を打ったと言ってもいいのではないでしょうか?
さて、14日の試合前に池山隆寛監督にインタビューをしました。じっくりとお話を伺うのは、昨年の秋季キャンプ以来です。開口一番、僕の顔を見て監督は言いました。
「さだまさしさんと本を出されているんですよね。驚いた。“”あ、また(今日も長谷川さん)や”って(笑)」
先日、さだまさしさんが池山監督にメッセージを送ったという記事がありました。
この記事にあるように、「最近、池山監督から笑顔が消えつつある」というメッセージを受け取り、その点をかなり気にしていたのが印象的でした。ということで、今回は「池山監督の喜怒哀楽」を一つのインタビューテーマとしました。
さらに、「ブンブン丸」時代から、還暦を迎えた現在に至るまでの「池山隆寛の変遷」を描くべく、質問を重ねました。詳しくは近々発表します。……というか、これから執筆します。どんな原稿になるのか、自分でも楽しみです。
さて、今回は雑談の中で聞いたひと言について述べたいと思います。監督就任以来、「打ち勝つ野球を目指す」と宣言していた池山監督にとって、12日の「12対0」という試合こそ、まさに監督が目指していた野球だろう。僕はそう考えていたので、こう言いました。
「12日の試合こそ、まさに就任以来ずっと目指してきた戦い方だったのではないですか?」
僕としては、「うん、まさにそうやね。本当にいい試合だった」というような感想が飛び出すものだと思っていました。特に深い意図があって投げかけた質問ではなく、「ほんの雑談」のつもりでした。しかし、僕の予想は裏切られます。監督は言いました。
「う~ん、勝つには勝ったし、打つには打ったんやけども……」
その口ぶりは、決して満足げではなく、むしろ不満げだったのが意外でした。怪訝そうな顔をしている僕に気がついたのでしょう。監督はその理由を教えてくれました。
