「良いことだけ続かないのに 悪いことだけ続くはずがない」

6連勝の軌跡・『プロ野球ニュース』より
みなさんこんにちは。幸せな気分で迎える週明けとなりました。5月、6月の絶望がウソのような気持ちのいい7月半ば以降の快進撃(大袈裟?)で、世界(セ界)が明るく見える気がします。
さだまさしさんとの共著『つばめがえし』が発売されたのが7月18日。発売以来、書泉グランデでのサイン会、このニュースレターのオフ会など、多くの方に読んでいただいています。本書のために書き下ろされた新曲『つばめがえし』を口ずさみながら、ほろ酔い気分で家路につく日々が続いています。
それにしても、2カ月前、1カ月前には考えられなかったほど、粘り強い戦い、接戦をモノにする戦いが繰り広げられています。上の画像は、昨日の『プロ野球ニュース』からの引用ですが、6連勝のうち5試合が1点差での勝利。先発投手が試合を作れば、少ないチャンスを野手陣がきちんと結果を出し、中継ぎ陣がそれを守る。
あるいは、先発投手陣が打ち込まれてしまったら、野手陣がバカスカ打ちまくって、やはり接戦をモノにする。いわゆる「バカ試合」は、伝統的にスワローズが得意とするものです。
投打の歯車がかみ合い、たとえビハインドでも「このまま辛抱していれば、きっと逆転できるはず」と期待を抱かせてくれる戦いを続けています。
17日……8回裏、代打・宮本丈選手のタイムリー内野安打
19日…奥川恭伸投手の今季初勝利
20日……二番手、矢崎拓也投手の好リリーフ
21日……赤羽由紘選手の史上初リプレーサヨナラ弾
26日……荘司宏太選手のプロ初勝利
27日……奥川投手の今季2勝目(神宮8連勝)
個人的に印象に残ったのが、上に挙げた選手の活躍でしたが、それ以外にも名前を挙げるべき選手はたくさんいます。内山壮真選手が絶好調で、大西広樹投手がオールスター出場を挟んで頼れるクローザーとなり、オスナ選手も星知弥投手も、それぞれのベストパフォーマンスを発揮しています。
ここ数試合、山田哲人選手の好守が目立っているのも嬉しいところです。昨日の試合の初回、先頭打者・岡林選手のセンターに抜けるかという打球をスライディングでキャッチ。「よく止めた」と思った瞬間、身体をよじらせて一塁にダイレクト送球。見事にアウトにしました。あれには驚いた。まさに、20代の頃の山田選手の動きでした。
いいところ、記憶に残る場面を挙げたらキリがないほど、大充実の日々が続いていますが、改めて思うのが、さださんが作詞した『つばめがえし』の一節です。
「良いことだけ続かないのに 悪いことだけ続くはずがない」
「まさに、この歌詞の通りだなぁ」としみじみと感じつつ、髙津臣吾監督もいつも言っている「ヤンスワ」たちの急成長をつくづく実感しています。監督はいつも、こんなことを口にしています。