パトリック・ユウさん、オンラインイベント決定!

こんなときだからこそ、心にいつも「Go、Go、Swallows!!」を!!
長谷川晶一 2025.06.05
誰でも

こんにちは。みなさん、気を確かに持っていますか? 一昨日から交流戦が始まりましたが、気分が晴れない戦いが続いています。こんなときは、なかなか筆が進みません。一昨日も、昨日もベルーナドームに足を運びましたが、帰りの足取りはとても重かったです。それでも、「今日は今日だ」と新たな希望とともに、今日もベルーナドームに行きます。

昨日の岩田幸宏選手のバント失敗からの二塁走者アウト、三振、そして「懲罰」ともとれる直後の交代……。この場面は強く印象に残りました。多くの人が「懲罰交代だ」と感じていたように、交代を告げる場内アナウンスが流れた瞬間、スタンドの片隅から、つい僕も「おぉっ……」と唸ってしまいました。

スタンド目線ではありますが、セーフティバントのようにボールが通過する直前にバットを出すのではなく、「どうして最初からじっくり構えないんだろう?」と思いながらイライラしていました。その点は昨晩の『プロ野球ニュース』で、OBの坂口智隆さんも指摘していて、「そうだよな、確かに“空振りにしても形というものがある”よな」と痛感した次第です。それは先日の神宮球場でも、岩田選手に感じた思いでした。以下、坂口さんのコメントに関する記事です。

先日、髙津臣吾監督にインタビューした際に、岩田選手の話題となりました。このとき、監督は言いました。

「今、岩田もすごく頑張っているけど、絶対調子の波というか、いいとき、悪いときは必ずあるので、“いいときは気持ちよくやらせてあげたい”と考えているし、その一方では調子が落ちてきたときのことも考えておかなきゃいけない。岩田に関しては、まだまだ勉強は足りないし、いろいろ吸収している途中ですけど、頭を使いながら気分よくゲームに出られているのかなという感じはします」

インタビューの時点では「気分よくゲームに出られている」段階ではありましたが、ここ数試合の内容を考えると、すでに「気分よく」の段階ではなくなっていることでしょう。「まだまだ勉強が足りない」という言葉が重くのしかかります。

選手名鑑を見ると、「推定年俸1000万円」とあります。お金がすべての基準ではないけれど、そうは言ってもプロはお金の世界。数億円稼いでいる選手ばかりの中で、相手投手から軽くあしらわれたり、なかなか思い通りにならず、まだまだ学ぶことが多いのも当然のことだとは思います。けれども、同じ土俵に立っている以上、彼には本当に頑張ってほしい。「格差社会」のアンチテーゼとして本当に頑張ってほしい。心から思います。

さて、本日の試合において岩田選手のスタメン起用はあるのか? ここに髙津監督の「ある種の決断」を見ることができそうです。

もちろん、相手先発・菅井信也投手は左投げなので、「左対左」ということで、岩田選手の起用を避ける可能性もあるので一概には言えませんが、「それでも起用する」のか、それとも「しばらくお灸をすえる」のか? まずはこの点に注目したいと思います。

写真/佐藤創紀(朝日新聞出版 写真映像部)

写真/佐藤創紀(朝日新聞出版 写真映像部)

さて、ようやく本題です。表題にある通り、ニュースレター3回目のオンラインイベントが決定しました。今回のゲストは、神宮球場スタジアムDJのパトリック・ユウさんです。本当は、次回イベントは7月を予定していたのですが、心身ともに厳しい状況が続く今、「少しでも元気に、前向きな気分になりたい」と思い、「そうだ、こんなときこそパトさんだ!」と思い、お声がけしたところ、快諾していただき、緊急開催が決定しました。

詳しい日時は調整中ですが、交流戦予備日となる6月23~26日のいずれか、「試合のない日の夜」の予定です。決定したらすぐにご連絡しますので、しばしお待ちください。今回も、サポートメンバーの方は無料で参加できます。ぜひ、イベント参加者に向けて、おなじみのコールをしていただきましょう。そして、明るい気分で交流戦後のペナントレースを迎えましょう。

さて、以下告知です。本日発売の『Number』は「名捕手の思考法。」と題して、キャッチャー特集となっています。この号では、巻頭の野村克也論「ID野球は令和でも通用する」というタイトルで、3名の方にインタビューを行いました。その中の一人が髙津監督です。「野村ノート」を基に、今年から始めた「髙津メモによるミーティング」についてまとめました。

チームがこんな状況なので、さまざまなご意見があることとは思いますが、監督6年目を迎えた今、どうして今年から「髙津メモ」を始めたのか、そんなことをまとめました。

さらに、もう一本、書きました。それが古田敦也論、「古田敦也 エースが目撃した本当の凄さ」です。この記事では石川雅規、館山昌平、ギャオス内藤、そして岡林洋一氏にインタビュー。ゾクゾクするような「古田の凄み」をまとめてあります。

さぁ、あと数時間後には試合が始まります。故障者を嘆いても、貧打を憂いても、それでも試合はやってきます。今日こそ、勝利を我らに。楽しそうにグラウンドに立っているアビラ投手の明るい笑顔を今日こそたっぷり見たい。

そして、野手陣! まさかこんなに打てない状況が続くとは思わなかった。今日こそ、スカッとするような快打を見たい。ホームランが見たい。ソロじゃないよ。せめて2ラン、できれば3ラン、願わくば満塁弾を!

それではまた次回配信でお会いしましょう。Go、Go、Swallows!!

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