最高過ぎる長岡秀樹のキャプテンシー

先週に続いて、今週も目覚めのいい月曜日となりました。開幕からの9試合、4月1日は雨天中止となったものの、全8試合を戦って7勝1敗、単独首位で本日を迎えました。昨日の大逆転劇やサヨナラ勝利もあり、実に粘り強い戦いを続けています。
「ヤンスワ」と呼ばれる若手選手たちが、激しい競争を繰り広げ、それぞれがそれぞれの持ち味を発揮し、池山隆寛監督の明るいキャラクターともマッチして、「明るく、楽しく、元気なスワローズ」を見せてくれています。
背番号《63》増田珠、《64》岩田幸宏、《67》伊藤琉偉選手の「60番トリオ」はみんな死に物狂いで必死に存在感をアピールしています。池山監督に抜擢された橋本星哉、田中陽翔、鈴木叶選手も与えられたチャンスをしっかりとモノにしています。
本当にみんな最高なのだけど、個人的に目につくのが、長岡秀樹、武岡龍世選手の「2001年、プロ7年目コンビ」です。プロ入り時に思い描いていた「この2人が未来のスワローズの主軸になるのだ」という思いが、ようやく現実のものになろうとしています。
武岡選手が打席で魅せる粘り強さ、サード守備の安定感、ついに今季「人生を変える瞬間」が訪れるのではないか、そんな期待感でいっぱいです。
そして、長岡秀樹選手。昨年の故障を乗り越え、さらにひと皮むけた印象を抱きます。髙津臣吾前監督は常々、「秀樹はまだまだ物足りない」と言っていました。24年に最多安打、ベストナインを獲得した早熟のスターに対して、髙津さんは常に「まだまだ」「もっともっと」と言っていました。もちろん期待の裏返しです。
しかし、今季の長岡選手はひと味も、ふた味も違う。そんな印象を強く受けます。村上宗隆選手がチームを去り、山田哲人選手が一軍に不在の今、確実に「自分が中心になって引っ張っていく」という自覚のようなものが、そこかしこに感じられます。
ピンチになると、率先してマウンドに駆けつけ、ピッチャーに檄を飛ばしている姿。走者を許したときには、内野陣に指示を出している姿。一番打者として、何としてでも塁に出よう、突破口を作り出そうと粘り強く打席に立つ姿……。
いずれも、今季ここまで、何度も目にした光景です。「今年の長岡は、本当にいいなぁ」とついつい見とれてしまうほどです。そして、今話題となっている試合前の円陣、公式Xによれば、「魚くんの豆知識」が本当にすばらしい。
以下、個人的備忘録を兼ねて、球団公式Xを順番に並べてみます。
26.03.27・第1回・エベレストの貝殻
2026.03.28・第2回・血液型「なぜC型がないのか?」

2026.03.29・第3回・バットに感謝を

2026.03.31・第4回・信号機の色

2026.04.02・第5回・飛行機の離陸と着陸のとき

2026.04.03・第6回・ハイボール

2026.04.04・第7回・ホームベース

2026.04.05・第8回・スワローズファンの傘

豆知識の後の「何が言いたいかと言うと……」が最高です。ウンチクを披露して、まずはみんなの注目を集めた後に、元気の出る言葉で、試合に向かうモチベーションアップを図る。シンプルな構成だけど、実にわかりやすい。まさに、モチベーターであり、アジテーターとしてすばらしいキャプテンシーを発揮しています。
昨日の豆知識は、今は亡きツバメ軍団・岡田団長のことを述べたものです。池山隆寛の引退セレモニーにおいて、池山さんは「岡田のオヤジありがとう!」と、その年に亡くなった岡田団長を偲んでいます。池山監督は、この言葉をどんな思いで聞いていたのでしょうか? 長岡選手がそのことを知っていたのかどうかはともかく、天国の岡田さんも喜んでいるのではないでしょうか?
前半のクールな一面と、後半の熱い一面を同時に見せる。これは女子にモテるよ。いや、僕のようなオッサンも含めて、性別問わずモテるよ。クールで何でもそつなくこなす選手でありながら、チームのため、仲間のために熱い一面も併せ持つ。
開幕からの10日間で、長岡選手に対する印象が大きく変わりました。そして、そんな長岡選手の姿を見ていて、僕自身にも心境の変化が生まれました。