見事すぎたよ、「気がつけば岩田」!

『週ベ』岩田幸宏インタビューより
はせがわ 2026.07.01
サポートメンバー限定
『週刊ベースボール』26年7月6日号より

『週刊ベースボール』26年7月6日号より

目覚めのいい朝です。昨晩は、劣勢ではあったものの、試合終盤までまったく諦める様子はなく、大勢投手、マルティネス投手という、相手の「勝利の方程式」を打ち崩し、タイムリーヒットなしで4点を奪って見事な逆転勝利を収めました。

いろいろあった6月も、終わってみれば18試合7勝11敗。7連敗もあったのに、貯金を減らしたのはわずか4つ。上々だと、僕は思います。いや、思いたいです。

さて、昨晩の『プロ野球ニュース』では、「バットと足で貢献した岩田選手」と紹介されていましたが、本当に岩田幸宏選手の打撃、走塁は、本当に見事でした。プロ5年目、育成枠から這い上がり、支配下選手となってからはまだ3年目。一足飛びの飛躍を続けています。

2点ビハインドで迎えた8回表。1点差に追いつき、そこで見せた岩田選手の神走塁。判定はアウトでしたが、リプレイ検証で覆り、「まさに、“気がつけば岩田”だな」と感じました。池山隆寛監督も同じことを感じていたようで、試合後にはこんなコメントを残しています。

実質プロ2年目となる昨年、髙津臣吾監督の下で126試合に出場し、このときの年俸は1000万円でした。昨シーズン行った髙津監督インタビューでは、岩田選手に厳しい言葉が並びました。

「頑張ってはいるけど、まだまだ野球脳も経験も足りない」

確かにそうかもしれないけど、「だって、まだ実質2年目なんだし……。年俸だって1000万円なんだし……。十分、頑張っているじゃないですか……」と思いながら、その言葉を聞いていました。で、こうした思いを伝えると、髙津さんはさらに言います。

「いや、まだまだ岩田は伸びます。今はすべてが経験。正直、他のチームではここまでの出場機会をもらえることはないのだから、この経験を来年以降に絶対に活かしてほしい」

昨年、あれだけ故障者が続出し、思うようなスタメンが組めなかったからこそ与えられたチャンス。塩見泰隆選手の離脱もあって開幕スタメンを勝ち取っただけではなく、126試合に出場して95安打を放ち、守備でも、走塁でも、いい働きを見せてくれました。

「絶対にこの経験が2026年に活きるはずだ」と、ファンだけでなく、髙津さんも感じていたはずです。そして今季、その期待通りの、いや、期待以上の活躍を見せてくれています。

僕は彼にインタビューをしたことはありません。彼がどんな性格で、どんなことを考えながらプレーしているのか? とても興味がありました。そんな思いを抱いていたところ、今週の『週刊ベースボール』に、岩田選手のインタビューが掲載されました。

このインタビュー記事のトビラにあるのが、冒頭に掲げた画像です。そこには、彼が口にしたこんなコピーが躍っています。

「僕一人では、点を取ることはできない。でも、一人でチャンスをつくることはできる」

……いいねぇ。実にいい。実にカッコいい。久々にしびれる言葉を聞いた気がします。あまりにもカッコいいので、もう一度、画像を載せましょう(笑)。

いやあ、実にカッコいい。写真とコピーが実にマッチしています。実際に昨日の試合でも、同点に追いついた6回表には叩きつけるバッティングで前進守備のファーストの頭を超す二塁打でチャンスを拡大し、その後、同点に追いつくことに成功しました。

そして、前述した8回表にはフォアボールからの盗塁。さらに三進後の「ゴロゴー」での見事なホームイン。まさに八面六臂の大活躍でした。

本人は「僕一人では、点を取ることはできない」と語っているけれど、8回の2点目は「岩田で取った得点だ」と言っていいと思います。さて、このインタビュー記事にはしびれるような「岩田語録」が数多く並んでいます。特に印象に残ったのは、このコメントです。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、1563文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
武岡龍世・無死満塁で代打を出される意味
サポートメンバー限定
内山壮真が戻ってきた!
サポートメンバー限定
ついに勝ったぞ、ようやく勝ったぞ!
サポートメンバー限定
一体、誰が悪いのか?
サポートメンバー限定
頑張れ、ハセチュー、長谷川宙輝!
サポートメンバー限定
つば九郎ルームに泊まってみた!
読者限定
『愛と哀しみのスワローズ』出版記念! 髙津臣吾前監督トークショー開催!...
サポートメンバー限定
ルーキー・石井巧、粘りの16球