悪夢の後半戦スタートに思うこと

暗雲垂れ込めるイヤな神宮の空
新しい週が始まりました。東京はどんよりと曇り、比較的涼しい一日となっています。みなさんはいかがお過ごしでしょうか? それにしても、なかなかハードな3日間でしたね……。
後半戦スタートとなる7月31日、奥川恭伸投手の好投はあったものの、悔しい逆転負け。翌8月1日は、大雨に打たれながら、身体の芯まで冷え切った中での敗戦。一度はリードしたので、やはりこの日も逆転負けでした。そして昨日。3対3の緊迫した中での敗戦……。
3点、3点、3点と、いずれも一時の貧打からは脱出したものの、「あと一本出ていれば……」「せめて、犠牲フライでもあれば……」ということが積み重なり、やはり、「点は取れるときに取っておかないと……」と、何度も何度も痛感したものでした。
借金3でスタートした後半戦。ここで3連勝すれば一気に借金返済。首位とのゲーム差も3.5ゲームとなる。そんな希望とともにスタートしたものの、結果は借金6の首位とは9.5ゲーム差。やはり現実は甘くない。そんなことを痛感する3日間となりました。
……週明け早々、湿っぽい文章ばかりでスミマセン。「何とか切り替えて、前向きな文章を!」と思うものの、なかなか思うようにいきません。まだまだ修行が足りません。
さて、こんな現状、こんな心境の下、自分はどうすればいいのか? どんなメンタリティを保てばいいのか? 正直なところ、よくわかっていません。今、僕の胸の内には「2人の長谷川」がいます。それは言ってみれば、「天使の長谷川」と「悪魔の長谷川」と言い換えてもいいかもしれません。
1人目の長谷川は言います。
「チーム状況は決していいとは言えないけれど、それでもまだ3位だ。そもそも、開幕前の下馬評を思い出してみろよ。誰からも期待されていなかったし、オレ自身だって、“今年は育成の年だよな”って、シニカルに思っていたじゃないか。それを思えば、ここまでAクラスなのは上々だよ。高望みし過ぎるな。明日からも、前向きに応燕しようぜ、オレ」
一方、2人目の長谷川は、僕の脳に直接ささやきかけます。
「よく頑張ったよ、ここまで。もう、期待しすぎるのはやめようよ。辛いときには、目を背けたっていいんだよ。現実逃避をして、パラレルワールド、妄想の世界に生きてもいいじゃないか。その方が自分自身のためにもなるし、選手たちを恨んだり、嘆いたりしないで済むんだぞ。ウィン・ウィンの関係じゃないか。よくやったよ、みんな」
真逆な2人が、ひたすらエンドレスなトークバトルを続けています。2人目の長谷川が口にした「パラレルワールド」とは、ちょっと説明が必要かもしれません。かつて僕は、文春野球において、こんなコラムを書いたことがあります。2017年6月のことです。
2017年と言えば、「96敗」の1年です。6月と言えば、この翌月の7月(7日)には、「七夕の惨劇」と呼ばれる、悪い意味で「伝説の一戦」が起こる1カ月前です。
