「消息不明」、石川雅規の現在地

週ベオンライン・石川連載第45回公開を受けて
はせがわ 2026.05.28
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昨日、『週ベオンライン』・石川雅規連載の45回目が公開されました。2021年からスタートし、今年で6年目。40歳から46歳まで、現実の試合、体調と同時進行で、彼の言葉をまとめてきました。

そして、昨日公開された第45回のタイトルは《「長らく消息不明ですみませんでした(笑)」 “神宮で勝つ”がモチベーションの石川雅規》というタイトルがつけられました。

カギカッコにあるように、「消息不明」という言葉は、彼の口から発せられたものです。消息不明……。確かに3月上旬の故障離脱以降、石川投手に関する報道はめっきり姿を消しました。

戸田で汗を流している姿はあっても、彼は今何を思い、どんなコンディションなのかはハッキリとはわからない状態が続いていました。この間、彼とはLINEを通じて、「今、どんな状態なのか?」「どんなことを思っているのか?」というやり取りは続けていました。そして先日、久しぶりに彼にじっくりと話を聞く機会に恵まれました。

開口一番、石川投手は言いました。

「バディのみなさん、お久しぶりです。いろいろ話をしたかったんですよ!」

石川投手は、ライターである僕、そして担当編集者を称して「バディ」と呼んでいます。彼の言葉を借りれば、「僕らはともに戦う仲間だから」という理由です。こういうところにも、彼の人柄のよさ、誰からも愛される理由が潜んでいます。

さて、本日のニュースレターでは、このときの取材模様、原稿では書ききれなかったことをお伝えしたいと思います。今回のインタビューのメインテーマは「3月4日に起きた突然の異変から、現在までの状況、そしてその心境について」です。

コンディション不良で離脱を余儀なくされた3月4日の2日前に、身体に起きていた「小さな異変」。そして、身体からの声を黙殺してしまった理由。「まだまだ未熟だった」という反省。そんな話題が続きました。

記事にも書きましたが、彼は決して「故障・怪我」という言葉を使わず、代わりに「コンディション不良」と言い続けていました。あえて僕は尋ねます。

——「故障・怪我」という言葉は使いたくないのですか?

それに対して、石川投手は照れたような笑みを浮かべて言いました。

「やっぱりケガに対して、人一倍気を遣って敏感になってきた自分がケガをしてしまったっていうのが、もう悔しいですよね……」

「絶対に故障しないように、万全のトレーニングをする」「正しいトレーニングをしていれば、怪我のリスクは回避できる」、そんな思いで黙々と汗を流し続けてきたからこそ、「怪我をしてしまった自分」に腹が立つ。そんな自分が許せない。

そんな思いがごちゃ混ぜとなって、彼は「故障・怪我」という言葉を避けるようになっていました。でも、話の途中からは、「コンディション不良というか、怪我って言えば怪我なんですけどね」と前置きしつつ、「それでもやっぱり怪我をしたとは言いたくないんです」と笑いました。

以下、ここ数年の取材を通じて、僕が感じている率直な思いを述べたいと思います。

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